Q&A(よくある質問)
子どもが生まれたのですが、歯が生えてから受診したらいいのでしょうか。
おそらく歯医者はむし歯になってから受診するイメージと思いますが、実はお子さんの授乳のこと、歯磨きのこと、離乳食のことなど、歯科でお役に立てることはたくさんあります。またまだまだ認知されていませんが、お子さんの離乳食の種類は生えている歯の種類や本数で決まります。出産後落ち着かれてからで結構ですので、早い時期から受診していただくとお手伝いできることはたくさんあります。
当院ではお子さんには小児歯科専門医が対応しています。また歯科衛生士も子育て経験のあるスタッフが多数在籍しています。どうぞお気軽にご相談ください。
来月から海外赴任になるので、できるだけ早く治療を終わらせて欲しいのですが。
大変申し訳ありませんが、当院では現在大変お約束が取りづらい状況が続いております。期限を区切ったご要望にはお応えできかねることをご了承ください。
以前から定期的に月に1回歯医者に通っていますが、主人は3ヶ月に1回です。私はなぜ毎月受診しないといけないのでしょうか。
歯の残り具合や歯茎の状態など、お口の中の状況によってご来院いただく頻度は決まります。おそらくご主人はあまり問題のないお口の中と思われます。
当院では科学的根拠に基づき、歯周病の悪化が懸念される深いポケットのある方や、歯肉の炎症が強い方、むし歯のリスクが高いと考えられる方などはより短い周期でのご来院をお勧めしています。疑問点がありましたらご遠慮なく担当歯科衛生士にお尋ねください。
新聞で、削る器具の使い回しや、治療椅子の中の水の汚染が報道されていましたが、大丈夫でしょうか?
歯を削る道具は患者さんごとに洗浄および滅菌を行っておりますので、どうぞご安心ください。また治療椅子の中の残留水は毎朝全ての洗い流してから治療を開始しています。その他にもより高度な滅菌ができる機械を導入したり、スタッフに対する教育を徹底しておりますが、このようなことが認められて、当院では以前より「外来環境体制加算」の厚労省認定を受けています。どうぞ安心して受診してください。
症状のある時だけ治療をしたほうが費用がかからないのではないですか?
病気の原因をそのままにして症状のある時だけ治療をすると、数年経つとまた病気になってしまいます。
例えば、むし歯では小さな詰め物が徐々に大きくなることになり、最後は抜歯になります。一方、歯周病では腫れて痛んだ時に歯を支える骨が大きくなくなります。現在の技術では残念ながらなくなった骨を十分再生することはできませんので、最初から腫れないように予防しておかないと、40代から徐々に歯がなくなるということになります。
お口の中の全ての歯が小さなむし歯から抜歯になり、入れ歯になるとそれぞれの費用の合計は約200万円程度と言われています。一方定期的にメインテナンスに通う費用は、年間4万円程度です。(10割負担の場合)。
このように、目先の治療をお勧めすることは、お金がかかるばかりではなく先々入れ歯になって噛めない食材が出てきてしまう可能性があるのです。生涯美味しく食事をしていただくために、ご自身の歯を守る方法を当院ではお勧めしているのはこのような理由からです。